「菊沢川の清流とナガレコウホネを守る会」の先生による特別授業がありました
みなさんは「ナガレコウホネ」という植物をご存じでしょうか? 県版のレッドリスト、絶滅危惧Ⅱ類に指定されている、大変貴重な植物です。私たち3年生は、総合的な学習の時間を通して、このナガレコウホネについて学んできました。
本日の3時間目、「菊沢川の清流とナガレコウホネを守る会」から武藤先生と大川先生をお招きし、ナガレコウホネをとりまく環境や、今抱えている問題についてお話をうかがいました。講話のテーマは「ナガレコウホネにまつわる課題に気づき、自分にできることを考えることができる」でした。
先生方からは、ナガレコウホネの特徴や生態について教えていただきました。児童たちは、ホウセンカやヒマワリとは違う、矢羽根のような葉の形に驚いた様子でした。また、保存会の皆さんが川の清掃や見守りなど、さまざまな活動をされていることも知りました。
くっきりした黄色の美しいナガレコウホネの花ですが、一方で外来種セキショウモとの競合や、川に捨てられるごみの問題、保存活動を続ける方々の高齢化など、課題も多くあることを知りました。
その後、自分たちにできることは何かを考える時間を取り、児童たちは真剣に話し合いました。考えたアイデアを共有する場面では、たくさんの手が自信たっぷりに挙がりました。
「僕たちでナガレコウホネを紹介するホームページをつくって、紹介したらいいと思います!」
「どんな貴重な植物が咲いているのかを、理由といっしょにポスターや看板にしたらいいと思います!」
「やってくれるかな?」
「「やります!」」
純粋な「助けたい」という気持ちから上がったみんなの手。その姿はまるで、清流から凛と伸びるナガレコウホネの花のようでした。